思春期の心の病気はなぜ起こる?|子どもの精神疾患は思春期外来で治療できる

花 お役立ちコラム

思春期は心が揺れ動きやすい時期で、昨日と今日とでは言っていることが違ったり、尊敬していた人を突然軽蔑するようになるなど、情緒不安定とも取れる言動や行動が目立ちやすく、時には思春期の心の病気が原因となっていることもあります。

そこで今回はなぜ思春期に心の病気が起こるのか?思春期の心の病気は何科を受診すればいいのかをご紹介いたします。

思春期の心の病気はなぜ起こる?

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第二次性徴が出現する10〜18歳頃に子供は思春期を迎えます。

思春期の特徴はホルモンと自律神経が揺れ動く時期で、身体は急速に成長し社会的な役割変化も期待されるようになる一方で、実際の気持ちは追いつかない複雑な時期です。

「自分って何なんだろう」

「これからどんな人生になるんだろう」

などの自分への問いが止めどなく繰り返されながら、自分自身を成長させていくため、時には精神的に情緒不安的になりやすく、心の病気を発症しやすいため注意が必要です。

しかし子供はまだ自分で心の不調に気づくことができないため、憂鬱な気持ちやイライラなどを誰かに伝えることが難しく、普段の子供の様子とは違う様子を見せているかどうかが、思春期の心の病気を見つけるサインとなります。

どのような症状が現れるの?

  • 元気がない
  • 「死にたい」という
  • 誰かが自分の悪口を言っていると言う
  • 眠れない など

思春期の子供は精神発達がまだ未熟なので、不安や抑うつの症状が現れやすい。

東京大学大学院 教育学研究科 身体教育学コースの研究所が行った調査によると、中学生で学年が上がるにつれて不安や抑うつの症状を抱えている中高生が多く、特に中学3年の女子生徒がこれらの症状を感じていることがわかります。

また、不安や抑うつ以外では「死にたい」と感じる希死念慮や自傷行為などの症状も見られ、同調査によると「生きていても仕方がないと感じる」と回答したのは中学3年の女子生徒が約20%、男子生徒が約10%。そして「自分で自分を傷つけたことがある」と回答したのは、高校2年が最多で女子が約10%、男子が約5%となっています。

この調査でわかるように、思春期は不安や抑うつから「死にたい」と感じたり、自分で自分を傷つけてしまう自傷行為などの症状が多くみられます。

思春期にかかりやすい病気

  • 統合失調症
  • 気分(感情)障害
  • 双極性気分障害(躁うつ病)
  • 単極性気分障害(うつ病)
  • 不安障害
  • パニック障害 など

思春期にはこれらの心の病気が現れやすい他、発達障害が原因となっているケースもあります。

【参考】NHK厚生文化事業団

思春期に心の病気になったら思春期外来を受診しよう

思春期外来とは、幼少期から思春期・青年期の心や行動の様々な問題に対して専門的に治療を行う医療機関で、主に精神科や心療内科が「思春期外来」を設けていることが多くなっています。

【内部リンク】7:心療内科 精神科 違い.doc

病院によっては18歳未満までと年齢制限を設けていることもありますが、思春期の児童だけでなく成人した大人も受け入れている医療機関もあります。

思春期外来で治療する心の病気は、先ほどご紹介したうつ病などの心の病気のほかに、児童期に症状が現れることもある発達障害についても特性を緩和する治療を行うことができます。

思春期外来は完全予約制としている医療機関が多いので、診察を受ける前に事前に電話などで問い合わせるようにしましょう。

思春期は感情が揺れ動きやすく、心と体の成長が一致せずに子供自身が戸惑う時期です。

思春期に心の病気が現れやすいのは思春期特有のこれらが背景にあるという他に、発達障害が原因となっていることもあります。

思春期の心の病気を疑ったら、精神科や心療内科の思春期外来を受診することで、専門的な治療を受けることができます。

思春期外来の多くは完全予約制としていることも多いので、受診の際は事前に電話などで問い合わせをしてから受診するようにしましょう。

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