仕事中に眠いと感じる原因の多くが、睡眠不足や仕事による脳の疲労で起こります。
仕事中に眠いと感じてくると、集中力やモチベーション・パフォーマンスが低下してしまい、業務に支障をきたしてしまうため、仕事中の眠気には正しい対処が必要です。
そこで今回は、仕事中に眠くなる理由と、今日から試せる仕事中の眠気対策を3つご紹介いたします。
20代の9割が仕事中に眠いと感じている
Dodaが運営するメディア「furi-kake」で行った調査によると、20代の9割が仕事中に眠いと感じたことがあると回答しています。
私たちが健康で健やかな生活を送るのに欠かせない自律神経には、興奮の自律神経「交感神経」と、リラックスの自律神経「副交感神経」があります。
自律神経は常に一定ではなく、様々なタイミングで交感神経と副交感神経が変動しており、特に昼食後は副交感神経が優位になるので、仕事中に眠いと感じてしまいやすくなります。
また、睡眠時間が6〜7時間以下の人は脳や体が疲れやすくなるので、仕事中に眠いと感じることが多くなります。

仕事中の眠気を解消する対処法3選
仕事中に眠いと感じるのは、自律神経の変動から仕方がないことだということがわかりましたが、ではどうすれば仕事中に眠気を感じなくなるのでしょうか。
ここからは仕事中に眠いと感じたら試したい対処法を3つご紹介いたします。
【内部リンク】2:仕事 モチベーション
1.カフェインを摂取する
カフェインを含むコーヒーや紅茶を飲むと、胃から小腸で吸収されて、摂取から約15〜120分後にカフェインの効果を実感することができます。
特にホットコーヒーはカフェインの血中濃度が最大値に達するのは、アイスコーヒーより早く、摂取後30分〜1時間ほどで眠気が取れるので、仕事中に眠いと感じたらホットコーヒーを飲むようにしましょう。
【参考】livedoorNEWS
2.軽く体を動かす
前述したように、昼食後はリラックスの自律神経である「副交感神経」が優位になるため、誰しも眠気を感じます。
ここでは興奮の自律神経「交感神経」を優位にさせることで、仕事中に眠いと感じなくなります。
交感神経を優位にさせるためには、昼食後に体を軽く動かすストレッチを行いましょう。
ストレッチを行うことで、座りっぱなしの姿勢や立ちっぱなしの姿勢で凝り固まった筋肉をほぐすこともできるので、体の疲労も取り除くことができます。
【参考】日経ビジネス
3.15〜30分程度仮眠する
自律神経の変化以外に、人は体内時計の影響で午後の早い時間に眠いと感じやすいため、あえて15〜30分の仮眠をとる「パワーナップ」がおすすめです。
パワーナップは社会心理学者ジェームス・マース氏が提唱した昼間の短時間仮眠のことで、簡単に言えば昼寝のことを指します。
このパワーナップは眠気による仕事のパフォーマンス低下を防止するのに効果があるとして、GoogleやNASA、日本では三菱地所などで実施されています。
パワーナップの科学的効果はNASAが実証しており、昼に26分の仮眠をとったことで認知能力が34%、注意力が54%も向上しました。
誰しもが昼寝ができるとは限らないので、どうしても眠れない場合は5分でも目をつむって過ごすことで、目からの情報を遮断して脳を休めて眠気を解消することができます。
【参考】PHILIPS

仕事中に眠いと感じたら眠気対策でパフォーマンスを高められる
仕事中に眠いと感じた状態で働くと、気持ちの面で意欲が低下してしまい、モチベーションやパフォーマンスが低下してしまいます。
そこで今回は、仕事中の眠気を解消する3つの方法として、以下をご紹介しました。
- アイスコーヒーよりホットコーヒーなど暖かいカフェインを含むものを飲む
- 昼食後に仮眠ができない場合はストレッチをして体を軽く動かす
- 昼食後に仮眠ができるなら15〜30分程度の仮眠をする
今回ご紹介した仕事中の眠気対策は、今日から早速試すことができます。
仕事中に眠いと感じなくなるだけでも、モチベーションを高めてパフォーマンスを向上させることができます。